中日新聞のコラム | 俺のメモ帳

中日新聞のコラム

中日新聞のコラムに高校サッカーのことが書かれていた。

その中で気になることが・・・


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ファールの笛を吹いた主審に向かって両手を広げ、「どこが反則なんだ」とアピールする選手が多かったことだろうか。そしてそれ以上に気になったのは、リードした試合の終盤、相手陣のコーナー付近にボールを持ち込んで「キープ」するプレーだ。
ボールを持っているのだから、攻撃をするのが本当だ。
しかし、無理をしてボールを奪われれば、そこから相手のカウンターアタックを許す危険性がある。だからあえて相手ゴールに向かわず、コーナーに運んで体を使ってキープし、時間を使おうとする。プロでは当たり前に行われている行為だ。それが「正しい戦術」「賢いこと」のようにさえ思われている。
それはけっしてサッカー本来の姿ではない。
高校生たちに「何のためにサッカーをしているのか」と聞けば、大半が「好きだから」と答えるに違いない。大好きなサッカーで日本一になり、プロになり、世界で活躍してワールドカップで優勝したいという夢をもっているに違いない。「コーナーでのボールキープ」は、そうした気持ちに反するものではないか。

(1月11日:中日新聞夕刊9面、「サッカーの話をしよう」より)
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高校サッカー選手権に出るくらいだから、当然選手はプロを視野に入れているだろう。
Jだけでなく将来海外でプレーを望んでいる選手もいると思う。
そこで、「どこが反則なんだ」とアピールする点だが、個人的には良いことだと思っている。
審判も人の子。当然、ミスもする。が!日本の審判レベルはハッキリ言って低い。
Jが出来てから選手レベルは上がってきているが、審判レベルは低いままだ。
審判の役割は試合をコントロールすることで、ジャッジすることではないと思うのだが、
日本ではジャッジする傾向にあるように思える。これではいつまで経っても審判のレベルは向上しない。
こういった審判のレベルを上げるためには選手やサポーターの声が必要だと個人的には思っている。
そのため、「どこが反則なんだ」とアピールすることは問題ないと考えている。
但し、カードをもらうくらいアピールするのは反対だが。。
それから、プロを視野に入れているのであれば、このくらい勝気でないと通用しないとも思える。

次に、「コーナーでのボールキープ」について。
これも大賛成だ。数年前までは時間の使い方をJの選手でも理解していなかったが、高校レベルでこれが出来るようになったのは喜ばしいことだ。
試合終了10分前、5分前で1点差でチームが勝っていたらボールをキープし時間を掛けるのが鉄則だと思う。
高校サッカー選手権は町内サッカー大会ではない。
出場校の目的は『優勝』だけだ。1点差で勝っているときに無理して攻めてカウンターを食らい同点にされる必要はない。これができなく今シーズン優勝を逃したJのチームもあるが。。

観ている方としては常に攻め続けてくれたほうが楽しめるが、
彼らは『勝つために』練習をして、この大会に出場してきている。
そういうことを考えると卑怯と思われようが時間稼ぎはするべきだ。

大好きなサッカーで日本一になり、プロになり、世界で活躍してワールドカップで優勝したいという夢をもっているのであれば、これらは必要なことだと個人的には思える。

楽しんで試合が出来るのであれば言うことは何もない。
だが、日本はまだまだそのレベルに達していない。

奇麗ごとだけでは強くならないと思う。